病院外で行なわれるすべての医療が在宅医療です。例えば医療施設でもらった薬を職場で飲んだり、注射をしつつ職場に通ったりするなど普通の社会生活を行いながら、自宅で行う医療はすべて在宅医療と言えます。しかしこれは広い意味での在宅医療で通常「在宅医療」と言うともっと狭い意味で使用しています。それは通院困難な患者さんが自宅、もしくは施設（老人施設など）で過ごしている場合、医師などが訪問して医療を継続することを指します。

　病気等によって通院ができない場合、基本的に誰でも在宅医療を受けられます。代表的なものには、悪性腫瘍（癌）や脳疾患（脳梗塞、認知症など）、整形疾患、呼吸器疾患、そして子供では小児まひや先天性疾患を持っていて自宅療養をしている場合などが挙げられます。

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